[米国株式市場の終値状況]
米ニューヨーク株式市場が小売販売の低迷にもかかわらず、NVIDIAの急騰で連日過去最高値を更新した。
18日(現地時間)、ダウ平均株価は56.76ポイント(0.15%)上昇した3万8834.86を記録した。
S&P 500指数は13.80ポイント(0.25%)上昇した5,487.03、ナスダック総合指数は5.21ポイント(0.03%)上昇した1万7862.23で取引を終えた。
S&P500とナスダックは、NVIDIAの継続的な最高値更新に支えられ、2日連続で史上最高値更新を続けたが、ダウは予想より低調な小売売上高で小幅上昇にとどまった。
ビーコン・キャピタル・マネジメントの財務顧問であるタイ・ドレイパー氏はロイターに対し、「すべては人工知能(AI)だ」と語った。
ナスダックは、多くのチップ株の上昇がアルファベット、アマゾン、メタプラットフォームの損失を相殺したため、7日連続で史上最高値を記録した。
5月の小売売上高は0.1%増加し、ロイターの予想(+0.3%)を下回った。5月の工業生産と製造業生産は好調だった。
不振な小売売上高により、市場は今年2回の金利引き下げへの賭けを少し増やした。最近、米連邦準備制度(FRB)のメンバーは、1回の利下げを予想していると述べた。
ニューヨーク連邦準備銀行(FRB)のジョン・ウィリアムズ総裁は、金利は徐々に引き下げられると述べ、リッチモンド連銀のトーマス・バーキン総裁は、金利引き下げを支持する前に数ヶ月間の経済指標が必要だと述べた。
今年数回の利下げ期待、AI関連企業への期待、その他のテクノロジー企業の好調な業績により、ここ数カ月、株式市場は強含みで推移しており、一部のハイイールド銘柄に上昇が集中している。
シティグループはS&P500指数の年末目標値を5,100ポイントから5,600ポイントに上方修正した。
ニューヨーク証券取引所は19日、大統領の日の連休で休場する。
[特徴]
NVIDIA(エヌビディア)
Nvidiaは、マイクロソフトの時価総額を抜いて世界で最も価値のある企業となり、3兆2200億ドルの時価総額で一日を終えた。
マイクロソフト
一方、1位だったMSは2.03ドル(0.45%)下落した446.34ドルで取引を終え、時価総額がNVIDIAに抜かれた。この日の終値基準時価総額は3兆3130億ドルにとどまった。
アップル
アップルは前日の急騰を後にして再び下落した。アップルは2.38ドル(1.10%)下落した214.29ドルで取引を終え、時価総額も3兆2830億ドルに減少した。
半導体株
他のチップ株も最近の上昇を続け、フィラデルフィアSE半導体指数を史上最高値に引き上げた。Qualcomm、Arm Holdings、Micronは2.1%から8.7%まで上昇し、Micronは史上最高値を記録した。
ボーイング
議会公聴会が続く中、CEOに対する議員の叱責の中で1.91%下落した。
フィスカー
破産保護を申請したフィスカーは54.88%急落した。
[欧州市場の終値状況]
欧州株式市場も一斉に上昇した。フランス発の政治的不確実性が高まり、昨年急落したが、急速に反発する雰囲気だ。英国のFTSE100指数は0.6%、ドイツのDAX指数は0.35%、フランスのCAC40指数も0.76%上昇した。欧州総合指数であるストックス600指数も0.69%上昇した。
[中国株式市場の終値状況]
18日、中国株式市場で主要指数は上昇傾向を示した。上海総合指数は14.36ポイント(0.48%)上昇した3,030.25、技術株中心の深セン総合指数は12.04ポイント(0.71%)上昇した1,702.47で取引を終えた。
前日の経済指標の不振で景気見通しに対する懸念が市場を圧迫したが、中国当局の産業支援策への期待感が技術株の買いにつながった。
[国際原油価格]
8月限西部テキサス産原油(WTI)価格は前日比0.19ドル(0.24%)下落した79.53ドルで取引を終えた。8月限ブレント原油価格は0.03ドル(0.04%)上昇し、1バレル当たり85.42ドルで取引を終えた。
[金]
金現物は1トロイオンスあたり戦場より0.23%上昇して2,324.44ドルを記録し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は0.44%上昇して2,339.25ドルで推移した。
[仮想通貨]
ビットコインは日本時間18日午前6時20分、2.37%下落した65,028.0ドルで取引された。