[ニューヨーク株式市場の終値状況]
17日(現地時間)、ニューヨーク株式市場の3大指数はすべて強含みで取引を終えた。
この日、ニューヨーク市場でS&P500指数は前場より41.63ポイント(0.77%)上昇した5,473.23で取引を終えた。
S＆P 500指数が最高値記録を更新したのは今年に入ってから30回目だ。
技術株中心のナスダック指数は前場より168.14ポイント(0.95%)上昇した17,857.02で取引を終えた。
ダウ・ジョーンズ30産業平均指数は、前場より188.94ポイント(0.49%)上昇した38,778.10で取引を終え、4取引日連続の下落を止めて反発した。
ニューヨーク株式市場が技術株を中心に7週連続の息の長い上昇を続ける中、市場では株式市場の調整が近いうちに差し迫る可能性があるとの懸念も出ている。
投資会社エドワード・ジョーンズのモナ・マハジャン上級投資ストラテジストは、「全体的に基礎条件と市場環境は依然として強気を支持している」としながらも、「その過程で調整があると予想する」と述べた。
ただし、主要金融会社は米国経済と企業業績に対する肯定的な見通しを反映して、米株価指数の見通しを相次いで上方修正している。
ゴールドマン・サックスはS&P 500の年末目標を今年2月に予測していた5,200から5,600に上方修正し、投資顧問会社のエバーコアはS&P 500の年末目標を6,000に大幅に引き上げた。
[特徴的な銘柄]
大型株
マイクロソフト(MSFT)とアップルの株価はそれぞれ1.31%、1.97%急騰し、アルファベットClass A(+0.25%)、Amazon.com(+0.22%)、メタ・プラットフォームズ(+0.49%)の株価も上昇して引けた。
テスラ
中国上海でついに先端走行支援システム、FSDの道路試験承認を受けた。久しぶりの朗報に、テスラの株価は月曜日に5%以上急騰した。
Nvidia(NVIDIA)
S&P500技術企業に投資する代表的な上場インデックスファンド(ETF)「技術セクターSPDRセレクトセクターファンド」(銘柄コードXLK)が定期的な資産再配分(リバランス)でNVIDIAの投資比率を従来の6%から21%に上方修正するというニュースが相場序盤にNVIDIAの株価を押し上げた。Nvidiaは日中、史上最高値を更新したが、引けにかけて下落に転じ、前日比0.68%下落で取引を終えた。
ビヤディ
バフェットが率いるバークシャーが株式の一部を追加売却した。130万株を処分し、持株比率は6.9%まで低下した。ただし、株価は上昇した。
[欧州株式市場の終値状況]
欧州株式市場は混迷を見せた。連日急落していたフランスのCAC40指数は0.91%上昇し、ドイツのDAX指数も0.37%上昇した。フランス国内の政治的不確実性が高まる中、先週は急落したものの、この日は安値買いが入ったとみられる。シティグループは「政治的リスクの高まり」を理由に欧州株式に対する評価を下方修正した。
[中国株式市場の終値状況]
上海総合指数は16.74ポイント(0.55%)下落した3,015.89、深セン総合指数は0.80ポイント(0.05%)上昇した1,690.43で取引を終えた。
この日、中国株式市場は新たに発表された経済指標が不調であることが示され、景気減速に対する懸念が高まり、終始重い流れを見せた。
[国際原油価格]
8月限西部テキサス産原油(WTI)価格は前日より1.90ドル(2.43%)上昇した84.38ドルで取引を終えた。8月インドのブレント原油価格は0.06ドル(0.07%)下落し、1バレル当たり84.38ドルで取引を終えた。
[金]
金現物は1トロイオンス当たり戦場より0.59%下落して2,319.11ドルを記録し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は0.66%下落して2,333.70ドルで推移した。
[仮想通貨]
ビットコインは日本時間6月18日午前6時30分、0.19%上昇した66,624.0ドルで取引された。