[米国証券市場、取引終了市況]
ニューヨーク証券市場が一斉に3日連続で上昇して取引を終えた。 連邦準備制度の今年の金利引き下げへの期待が再び高まり、投資心理が高まった。
6日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所でブルーチップを集めたダウ·ジョーンズ30産業平均指数は、前取引日対比0.46%上がった3万8852.27を記録した。
大型株のベンチマークであるS&5P500指数は1.03%上昇した5180.74を、技術株中心のナスダック指数も1.19%上昇した1万6349.25で取引を終えた。 S&P500
とナスダックは3日連続、ダウ指数は4日連続でラリーを繰り広げている。
1日、金利引き上げカードを排除した連邦準備制度理事会のジェローム·パウエル議長の発言と軌を共にする連邦準備制度理事たちの発言が続き、今年の金利
引き下げ期待が再び大きくなっている。 CFRAの首席投資戦略家であるサム·ストボルは「市場が下落が終わり再び上昇すると見ている」として「連準の次の
措置で金利引き上げを排除したジェローム·パウエル連準議長の発言に投資家が安堵のため息をついている雰囲気だ」と評価した。
先週出た米国4月の非農業新規雇用指標が熱くも冷たくもないゴルディロックスと認識され、投資心理は好調を示した。
4月の非農業部門の雇用が17万5千人増加して緩和され、失業率は3.9%とやや高まった。時間当り平均賃金は前年同期対比3.9%上がり予想値を下回った。市場
参加者らは、雇用市場が予想外に弱くなれば、金利を引き下げることができるという米連邦準備制度理事会のジェローム·パウエル議長の発言に集中してい
る。
トーマス·バーキン·リッチモンド連邦準備銀行総裁もインフレが予想より長く持続しているが、連邦準備制度の現在の通貨政策は経済をより一層鈍化させイ
ンフレを本来の位置に戻すだろうと明らかにした。
彼はこの日、サウスカロライナ州コロンビアロータリークラブで演説者として出て「今年初めにインフレーションデータはインフレーションと戦いを終えた
と考えた人々に失望感を抱かせた」とし「だが、現在の金利が結局インフレーションを低くするのに十分だろうし、雇用市場が強いので連準が忍耐心を持つ
ことができる」と話した。
4月の雇用傾向指数(ETI)も下落した。コンファレンスボードは同日、米国の4月のETIが111.25で、直前の月より下落したと集計した。
雇用市場の指標がやや緩和され、市場参加者らは連準が今年中に金利を引き下げるという期待を捨てずにいる。CMEグループのフェドウォッチツールによる
と、9月に米連邦準備制度理事会が金利を25bp引き下げる確率は48.9%で、かなり高いことが分かった。
企業業績のシーズンは株式市場を支え、ある程度まとまっているか?しかし、市場参加者たちは今週ディズニー、ウーバーなどの実績が出る点も探っている
[週間証券市場の主要日程]
-6日
4月の雇用動向指数
トーマス·バーキン·リッチモンド連邦準備銀行総裁演説
-7日
5月の景気楽観指数
-8日
3月卸在庫
フィリップ·ジェファーソン連邦準備制度副議長の演説
連邦準備制度理事会のリサ·クック理事の演説
-9日
週間新規失業保険請求者数
-10日
ミシェル·ボウマン連邦準備制度理事会の演説
5月ミシガン大学消費者態度指数(イェビチ)
ミネアポリス連邦準備銀行(連銀)総裁·オスタン·グルスビーシカゴ連邦準備銀行(連銀)総裁、ミネソタ経済クラブ「ファイヤーサイドチャット」に参加
マイケル·バー連邦準備制度(Fed)金融監督副議長の演説
[特徴酒]
■ 大型株
エヌビディアも3.77%上昇した中、メタ(3.04%)、ネットフリックス(3.04%)、マイクロソフト(1.69%)、テスラ(1.97%)など、マグニフィセント7も強気を見せた。 ただ、アップルは0.91%下落した。
■ マイクロン
米国のメモリー半導体会社のマイクロンは株価が4.73%急騰した。 ベアードが株価を「中立」から「アウトパフォーム」に上方修正し、目標株価も115ドルから150ドルに高めたのが影響を及ぼした。
■ バークシャー·ハサウェイ
土曜日に開かれた第1四半期の実績と年間株主総会の結果によって、同日0.6%上昇した。 同社は、年間運営収益に39%増加したと明らかにし、現金保有は2000億ドルに達した。
■ スピリット航空
業績発表の結果により9%下落した。 その会社は予想を上回る1.46ドルのEPS損失を出した。
■ パラマウント
ソニー、アポロとの買収協議を公式に始めたというニュースが週末の間に伝えられた後、3.3%上昇した。 週末の間、ウォーレン·バフェットはパラマウントの持分を全て損失状態で売却したと明らかにした経緯がある。
[欧州証券市場、取引終了市況]
欧州主要国の証券市場が6日(現地時間)一斉に上昇して取引を終えた。 米連邦準備制度(Fed)の金利引き下げへの期待が再び力を得て、投資家らは株式を買収した。
汎欧州指数のSTOXX600指数は、前場より2.69ポイント(0.53%)上がった508.22で取引を終え、ドイツ·フランクフルト証券市場のDAX指数は173.61ポイント(0.96%)上昇した1万8175.21と集計された。 フランス·パリ証券市場のCAC40指数は39.07ポイント(0.49%)上がった7996.64、イタリア·ミラノ証券市場のFTSE MIB指数は357.69ポイント(1.06%)前進した3万3986.90で、それぞれ正規取引を終えた。 英ロンドン株式市場は祝日のため休場となった。
[中国証券市場、取引終了市況]
6日、中国証券市場は上昇した。 メーデー前後に中国共産党の経済支援意志と米国金利引き下げ期待再拡散などが演出された影響を受けた。
上海総合指数は35.90ポイント(1.16%)高の3140.72で、深セン総合指数は36.33ポイント(2.07%)高の1792.41で取引を終えた。
[国際原油価格]
6月のインド西部テキサス産原油(WTI)価格は、前日より0.56ドル(0.72%)上昇した1バレル当たり78.67ドルで取引を終えた。 7月のインドのブレント原油価格は0.01ドル(0.01%)上昇し、1バレル83.48ドルで取引を終えた。
[金]
金現物はトロイオンス当たり前場より0.96%上がって2,324.03ドルを記録し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は1.05%上昇し、2,332.80ドルで動いた。