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ニューヨーク証券市場、大型株の業績不振で下落で引け…セールスフォース19%↓。

 

 

 

 

 

[米国株式市場終値状況]

 

米国ニューヨーク株式市場は、国債金利が比較的大きな下落傾向を示しているにもかかわらず、前日に引き続き下落を続けた。特に、午後に入って下落幅が大きくなり、急落に近い水準で取引を終えた。

30日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ・ジョーンズ30産業平均指数は前日比330.06ポイント(0.86%)下落した38,111.48を記録して取引を終えた。

スタンダード&プアーズ(S&P)500指数は前場より31.47ポイント(0.60%)下落した5,235.48、ナスダック指数は前場より183.50ポイント(1.08%)急落した16,737.08で取引を終えた。フィラデルフィア半導体指数は前場より46.07ポイント(0.88%)下落した5,173.26で取引を終えた。

海外メディアと聯合ニュースによると、セールスフォース・コールズをはじめとする企業が相次いで不振な業績と失望的なガイダンスを発表したことに加え、米国第1四半期の国内総生産(GDP)成長率が鈍化したため、投資心理が低迷し、株価は下落傾向を続けた。ダウ指数は3取引日連続でマイナスとなり、S&P500とナスダック指数も2取引日目も下落した。

季節調整済み第1四半期の実質国内総生産(GDP)は前期比年率1.3%増加した。これは先月発表された速報値の1.6%成長と比較して減速した数値だ。ただし、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が集計した市場予想値1.2%成長よりは高かった。第1四半期の成長率は、昨年第4四半期の成長率確定値3.4%と比べ、成長率が大きく落ち込んだ。

米労働省によると、先月25日に終わった1週間の新規失業保険申請者数は季節調整ベースで21万9千人で、前週より3千人増加した。前週の数値は21万5千人から21万6千人に1千人上方修正された。

市場参加者は、31日に発表される4月の個人消費支出(PCE)価格指数を待っている。

この日、ジョン・ウィリアムズ総裁は「米国経済がより良い均衡点に向かっており、他の国の経済でも物価上昇率の鈍化の流れが現れ、世界的にインフレ圧力が弱まっている」とし、「今年下半期にはインフレ緩和の流れが再び現れると思う」と述べた。

金融市場は米連邦準備制度(Fed-FRB)の9月の金利引き下げの可能性を少し高めたが、依然として凍結と金利引き上げの可能性が残っている状態だ。CMEグループのフェドウィッチツールによると、9月の米FRBの25bp引き下げ確率は45.1%、金利凍結確率は49.0%を示した。25bpの利上げ確率も0.5%程度に反映された。

 

 

 

 

 

[特徴銘柄]

 

 

 

大型株

 

主要銘柄では、NVIDIAが3.7%急落したのをはじめ、マイクロソフト3.3%、メタ1.5%、アマゾン・ドット・コム1.4%、グーグルのアルファベット2.1%、コインベース0.8%、ネットフリックスが1.0%下落して引けた。

 

 

 

セールスフォース

 

セールスフォースは、前日の予想を下回った第1四半期の経営実績発表で19%以上急落した。

 

 

 

コールズ

 

米国全域で1170以上の店舗を運営するデパートチェーンのコールズも予想外の不振な業績で株価が22%台急落した。

 

 

 

電気自動車

 

テスラが中国で完全自由走行(FSD)ソフトウェア販売のために当局に登録を推進しているというニュースで、米国の電気自動車メーカーの株価が一斉に上昇した。30日(現地時間)、ニューヨーク市場でテスラは1.48%、リビアンは7.34%、ルシードは4.73%、ニコラは4.81%それぞれ上昇した。

 

 

 

 

 

[欧州市場の終値状況]

 

一方、欧州市場は一斉に上昇した。英国FTSE100指数は0.59%、ドイツDAX指数は0.13%、フランスCAC40指数も0.55%上昇した。

 

 

 

 

 

[中国株式市場の終値状況]

 

上海総合指数は前日比19.34ポイント(0.62%)下落した3,091.68を、深セン総合指数は8.02ポイント(0.46%)下落した1,726.12を記録した。

特に、中国の場合、政策期待感がやや後退したことに加え、人民元安による資金流出懸念が重なり、投資心理が悪化した。

 

 

 

 

 

[国際原油価格]

 

7月インドの西部テキサス産原油(WTI)価格は前日より1.36ドル(1.72%)上昇した1バレル当たり77.87ドルで取引を終えた。7月限ブレント原油価格は0.01ドル(0.01%)上昇し、1バレル当たり81.94ドルで取引を終えた。

 

 

 

 

 

[金]

 

金現物は1トロイオンス当たり戦場より0.21%上昇して2,343.10ドルを記録し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は0.02%上昇して2,364.50ドルで推移した。

 

 

 

 

 

[仮想通貨]

 

ビットコインは日本時間5月31日午前6時30分、1.53%上昇した68,559.0ドルで取引された。

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