[米国証券市場、取引終了市況]
ニューヨーク証券市場が軒並み上昇して取引を終えた。 1日(現地時間)、ジェローム·パウエル連邦準備制度議長が憂慮よりタカ派的でないスタンスを見せ、安堵の買いが入ってきたものと分析される。 連準が量的緊縮(QT)速度調節に乗り出し、国債市場が安定傾向を示し、大型技術株も大挙急騰した。
2日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所でブルーチップを集めたダウ·ジョーンズ30産業平均指数は、前取引日対比0.85%上がった3万8225.66を記録した。
大型株のベンチマークであるS&5P500指数は0.91%上昇した5064.20を、技術株中心のナスダック指数も1.51%上昇した1万5840.96で取引を終えた。
投資家らは前日、金利引き上げの可能性を遮断したパウエル議長の発言を消化している。 パウエル議長は「現政策が制約的だと見る」として金利引き上げカードはテーブルに載せていないと明らかにした。 ただし彼は「今年に入って今までデータは金利引き下げが適切だという確信を与えられなかった」として「インフレ数値が予想より高く出てきた。 さらに大きな自信を得るには以前の予想より時間がかかるだろう」と話した。 金利引き下げの時点が予想より遅れる可能性があることを暗示したのだ。
米国資産運用会社エドワード·ジョーンズの首席戦略家であるアンジェロ·クルカパスは「連邦準備制度理事会が憂慮したよりタカ派的ではないため、市場は安堵のため息をついている」とし「金利引き下げは遅れているが撤回されないというのが基本シナリオだ」と診断した。
資産運用会社マーフィー&シルベストのポール·ノルテも「連準が握っているカードは凍結または金利下方というのが昨日の教訓だった」として「経済が弱化したりインフレが低くなる兆しが見えれば連準は直ちに金利を引き下げる準備ができているだろう」と評価した。
[特徴酒]
■ 大型株
マイクロソフト+0.73%、アップル+2.20%、アルファベット+1.75%、メタ+0.57%、アマゾン+3.20%、エヌビディア+3.32%上昇して取引を終えた。
■ アップル
同日、取引終了後に出す第2四半期の業績を控え、2%ほど上昇した。
■ ペロトン
同社が、バマッカーシーCEOが辞任し、職員15%(約400人)が解雇するというニュースを木曜日(現地時間)に発表し、株価が10%以上急落した。
■ クアルコム
会社が予想を上回る実績を出し、株価が9%ほど上昇した。
■ ウェイフェア
住宅家具小売業者のウェイフェアは実績が予想を上回り、株価が13%急騰した。
■ カバナ
四半期実績が歴史上の好調を記録し、株価が30%以上急騰した。
■ シグナ
保険提供業者のシグナは予想を上回る実績を発表しても2%下落した。
■ モデナ
会社が第1四半期に費用を減らし、予想より少ない損失を発表し、株価が7%上昇した。
[欧州証券市場、取引終了市況]
英国を除く欧州主要国の証券市場は、米連邦準備制度(Fed)の政策会議の結果や企業業績などを消化し、2日(現地時間)、下落傾向で取引を終えた。
汎欧州指数のSTOXX600指数は同日、前場より1.10ポイント(0.22%)下がった503.21で取引を終えた。
[中国証券市場、取引終了市況]
中国証券市場上海総合指数は5月1日~3日までメーデー連休で休場する。
[国際原油価格]
6月のインド西部テキサス産原油(WTI)価格は、前日より0.06ドル(0.08%)上昇した1バレル当たり79.06ドルで取引を終えた。 7月のインドのブレント原油価格は0.06ドル(0.07%)下落し、1バレル83.64ドルで取引を終えた。
[金]
金現物はトロイオンス当たり前場より0.69%下がり2,303.66ドルを記録し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物は0.10%上昇し、2,313.40ドルで動いた。
[仮想通貨]
ビットコインは韓国時間5月3日午前6時20分、2.70%上昇59,053.0ドルで取引された。