東京(ロイター) – 日本の大手テクノロジー企業、ソフトバンク・グループは月曜日、1-3月期の純利益が3,289億円になったと発表した。
後藤芳光最高財務責任者(CFO)が2月、長らく不安定な業績とテクノロジー新興企業への過大な投資で知られるハイテク投資会社が「成長軌道」に戻りつつあると宣言した後の結果である。
創業者である孫正義最高経営責任者(CEO)は長年にわたり、人工知能(AI)やロボット工学の可能性について語ってきたが、ソフトバンクはChatGPTのような、世間や投資家の想像力をかき立てるような生成型AIモデルの大きなプレーヤーではなかった。
しかし、AI主導の未来が約束されたことで、ソフトバンクの至宝である英国のチップ設計会社アーム・ホールディングスの評価は高まっている。
月曜の決算はソフトバンクにとって2四半期連続の黒字となったが、通期では赤字が続いている。
ビジョン・ファンドの投資部門は、3四半期連続の黒字の後、575億円の投資損失を計上した。
ソフトバンクが保有するアリババグループの株式を活用して調達した資金が、ビジョン・ファンドの投資先企業の評価損の一部を吸収したためである。
(1ドル=155.8500円)
(Reporting by Anton Bridge; Editing by David Dolan and Christopher Cushing)